おっす、おらイケさん。みんな憶えてる? またコロナが激しくぶり返してるね。年末も近づき心浮かれそうな時期だけど、気をつけてくれよ。 え、緊張感がなさそうなはお前のほうだろうって? そんなことはほっといてほしいんだ。
今回はお客さまより質問があった、「ワイパーモータを切るとその場で止まっちゃう」または「停止位置を通り越えて変な位置で止まっちゃう」というトラブルの解説。 問い合わせをブログで答えてネタにしてしまう一粒で2度おいしいシステムなんだ。
スバル360のワイパーモータはワイパーが上のほうを払拭中でもスイッチを切ると、下の停止位置に降りてきてから電源が切れる構造になっているね。今どきのクルマと同じ。 どこかに不具合があると先に上げたトラブルが起こるんだ。
スイッチを切ってその場で止まってしまうという症状は、3本ある、黄・青・緑の線のどれかが接触不良を起こしている可能性が高い。 一旦端子を抜いて掃除して刺し直すと治るかも。それでダメなら配線のハンダの緩みも確認してほしい。
次に、停止位置を通り越えて変な位置で止まるというトラブルだけど、これは基本的にヒューマンエラーだ。
ワイパーモータの裏の写真がこちら。
丸い蓋はただの蓋ではなく、ワイパーストッパのリミットを決める センサー端子となっているんだよ。
この蓋の向きをテキトーに組むとワイパーのストップ位置がおかしくなる。 ねじを抜かずに緩め、蓋を回して上の写真の向きに合わせてやるとちゃんといい位置で止まるようになるよ。
今回お客さまからは動かなくなったワイパーモータの修理も依頼されたのだけど、原因はワイパー付け根の回転軸の錆び付きだった。よくあるトラブル。 本来ここにはゴムキャップが着くんだよ。これが欠品していると雨水が入り込む。 ゴムがついてない車両は注意してね。
参考になったら幸いさ。
じゃあ、コロナに負けないよう引き続き気を引き締めていこうね!アディオス!