D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルズの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

以降のオイルポンプ

 

 

 どうも。実は今だにツイッターの読み方がわからない「D」です。

 

さて、みなさまに質問。

あなたは愛車のスバル360用に予備のオイルポンプをヤフ〇クで入手しようとしています。 下の2種類のポンプが出品されていました。 左は初期のころのスバルマチックのポンプ、右はR-2以降のポンプです。 どちらも同程度。 あなたはどちらを選びますか?

 

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私でしたら迷うことなく左のものを選びます。

R-2以降のポンプはスバル360セダンと同量の吐出をするのもあれば、ものによっては完ぺきなオーバーホールを施しても吐出量が明らかに少ないものがあるのです。 R-2のものなのか、REXのあたりのものなのかは不明、端の三角キャップとケーブルブラケットが一体になっているタイプです。

 

 

 

オイルポンプの後端カバー形状の推移

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(初期とはスバルマチック初期のことです。デメキンは混合ガソリンですので~)

 

 

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外観でのおおよその判別点ですが、オイル流入バンジョーニップルの回転ストッパが上面についているのはヤバい、吐出側ワンウェイバルブニップルが細いのは超ヤバい‥でしょうか。 上の写真のバンジョーストッパが後ろ側についているものでも吐出が少ないタイプでした。 まだデータが取れきれてないのです。

 

おそらく、排ガス規制的なこととの兼ね合いもあると思いますが、後年吐出量が落とされているのは間違いなさそう。

 

細かい数値は企業秘密なんですが、ざっくりとエンジン回転3,000rpm相当で、アクセル全開時で8割弱、中開時で8割強、アイドリング時に至っては2割!しか、対K111ポンプとの吐出量がありません。

 

 

このタイプのポンプが着いているスバル360はエンジンが抱き着いている可能性が高い様に感じます。 修理で入庫してきたクルマがこのポンプだと悩ましい‥ (-_-;)

 

カムを換えたり削ってやるとアイドル時の吐出が少し上がり、ディファレンシャルプランジャとシリンダをK111用に換えてやるとそれなりに使えるようになるのですが、部品取りが必要だったり、カム研削の弊害はまだ未知数だったりします。

 

当時は「後年のモデルのオイルポンプにしておけば安心だろう」との考えゆえのチョイスだったんだと思いますが、実はそうではなかったんですね。

 

嗚呼! 手持ちのK111用オイルポンプが減っていく~💦

 

  

みなさん、ご注意くださいね。

 

 

あと、ご不要なジャンクのオイルポンプお持ちでしたら、捨てる前にぜひ当店までご連絡くださいませ!