D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルズの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

スバル360の買い方

 

 

どうも。カミングアウトしますと、実はスバルの水平対向エンジン車に乗ったことがない「Ⅾ」です。偉そうなこと言ってますが、本当にてんとう虫のことしか知りません‥ (^_^;)

 

今回はスバル360の買い方をネタにしてみようと思います。

スバルボクサー車の助手席にすら乗ったこともないくせに(笑)。

 

最近は旧車ブームでスバル360もずいぶん高額になってきましたね。 当店でも販売価格は数年前の1.7倍くらいにはなってきてるでしょうか。

 

金額に反比例して、旧車購入のそれ以外のハードルはかなり低くなってきてると思います。ネット社会の充実により、維持の難易度・トラブルの対処法・部品の入手法などが本当に簡単に調べられるようになりました。

昔は、雑誌で調べる・オーナーズクラブに入る・カーショップで聞くくらいしかなかったですからね。ハードルが高かったんです。「すぐに壊れるぞ、部品がないぞ、どこも面倒見てくれないぞ、やめとけやめとけ」と周囲からは散々脅されたものです。

 

そんな現代ですが、スバル360の買い方というのはなかなかわからないのではないでしょうか。 当店なりの見解をお話ししまょう。

 

 



まず‥なるべくたくさんのスバルを見に行ってください。 エンジンルームが綺麗とか、室内が大切に乗られていそうとか、ボディの細かいパーツの状態が良いとか、目が肥えてくるとなんとなく雰囲気で善し悪しが判るようになります。

好印象なクルマは大切に扱われていたと思われ、きちんと整備されていた可能性が高いです。 できれば助手席に乗せてもらって走りの感触まで比較できるといいですね。

色やグレードで選ぶのではなく、コンディションで決めるのが一番でしょう。

 

大切なのは、なるべく昨日まで動いていた車検のあるクルマを選んでください。 そういう個体はある程度のダメ出しは終わっているはずです。

「売れたら整備して、車検を受けてから納車するよ」というのはダメ出しが済んでいないため納車後すぐにトラブる可能性があります。 不動の期間を確認しましょう。 何年も車検が切れているのは好ましくありません。

また青空保管の場合、上面が割れたオイルタンク内に雨や洗車水が溜まっていて、すぐにエンジンが焼付くケースが結構あります。

 

一番新しい年式でも53歳のスバル360です。 100点を付けられるおクルマはなかなか一般流通しません。 そういう個体はマニアがゆっくりじっくり自分のために仕上げたものだけだと思います。 タイミングが良いとそういうスバルを譲り受けるチャンスがあるかもしれませんが、なかなか難しいでしょう。

80点くらいのものを買って、ご自分で所有中にゆっくり仕上げていくのも良いでしょうね。 大きなトラブルを避けるためにもクルマ選びは慎重になさってください。

衝動買いはNGです。

 

Q&Aにも書きましたが、基本的にはセカンドカーとして天気の良い日に乗るおクルマ向きだと考えてください。 「新車当時は雨の日も雪の日も走っていたのだから、普段乗りでもいいのでは?」と言われることもありますが、道具・消耗品としてでしたらそれでもいいと思います。が…劣化が早いです。 いまのクルマと違って錆びやすく、雨漏りします。室内が湿気ると電気系統にもよくありません。

「いずれ息子に譲りたい」「永く今の状態をキープしたい」「いつか手放す時には高く売りたい」と考えるのであれば屋根下保管、悪天時は乗らないというのが良いでしょう。

 

 

でも、好天時になるべくたくさん乗ってあげてくださいね。 乗らない期間が長いと寝たきりにもなりやすい傾向にある、スバル360はかまってちゃんなのです(笑)。