D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルズの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

オイルポンプオーバーホール



スバル360の重要な構成部品のひとつにオイルポンプがあります。

オイルポンプは破損したり内部の摩耗により吐出量が減ると即エンジンブローにつながる、管理の必要な部品なのです。

当店ではオーバーホールキットの販売もしておりますが、今回は当店のオーバーホールをご紹介します。


まず、お送りいただいたオイルポンプを分解して破損部の有無を確認、修理の可否、お見積もりを差し上げます。 内部部品の破損状況によってはオーバーホール不可となってしまいます。



お見積もり内容に ご納得いただけましたら作業スタート。

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部品をきれいに洗浄します。
まず灯油で洗い、それで落ちないものはシンナーで、シンナーでも落ちないものは軽くサンドブラスト




プランジャーラインのホーニング、パッキンワッシャ取付け部の座面修正、場合によってはネジ穴のヘリサート加工を行います。

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きれいにし、修正も終わった部品を組み上げます。
右が当店のオーバーホールキット。(※通常は並べません‥笑) 



ポンプが完成したら、専用テスターによる吐出量テスト。

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測定はサービスマニュアルに準拠した方法です。
固定回転数で運転、アクセル開度三段階で測定。 この方法でメーカー規定吐出量数値(計算上数値)とオーバーホールしたポンプの吐出量数値を比較することができます。

延べ30分の運転中にオイル漏れを起こした場合は再度分解、漏れを止めます。(ただ、年式的に素材の劣化があります。組み上げ時は大丈夫でも、以降ずっとオイル漏れをしないということは保障できません‥)



作業が完了したポンプの作業記録簿を作成、

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ここまで行わせていただきます。 安心してお使いくださいませ。



たまにオーバーホールキットをお買い上げいただいたお客様から
「やっぱり自分じゃ無理だからやって」と言われることがあります。 ご遠慮なくお送りください。


当店のキットをお買い上げいただいてご自分で作業されたお客様、
ご希望でしたら有料にはなりますがオイルポンプの吐出量テスト行わせていただきます。 手で軽く駆動軸を回せることが条件になります。


是非ご利用くださいませ~。