D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルスの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

4速T/M ロックナット



スバル360・4速車の泣き所、4速トランスミッションのメインシャフト・カウンターシャフトの4速端を締めている、ロックナットの緩み。

経験的に8割の車両で緩んでいます。完全にナットが外れますと走行中にギヤがずれてしまい、最悪ミッションブローします。
当店お客様で過去にブローは2例ありました‥。

この緩みは走行中に感じ取ることができないため、わざわざ開いてみないと確認できません。

(余談ですが‥、同様に緩みやすいミッション入力のプライマリギヤの緩みは、わずかですがクラッチミートの際などに違和感を感じ取ることができます。)


この緩みのメカニズムですが‥僕が考えますに、4速車は3速車と比べて構造上どうしてもギア類が薄くなってしまいます。 スムーズにシフトを入れる為のシンクロリングも3速車に比べると大分薄いです。 そのため摩耗も早く、ギヤ鳴りが出るようになります。 ギヤ鳴りという想定外の振動がロックナットを緩めるのでしょう。


同じ取り扱いをするのであれば、3速車のほうがトランスミッションは長持ちしますね。
おクルマを探されるお客さまからは、4速車がいいというご希望をよく聞きますが、全てにおいて3速より4速車のほうが優れているというわけではないようです。




今回、車検のお客様からついでに4速を締め直してほしいとご依頼を受けました。

これは過去にかなりしっかりメンテナンスされたおクルマです。

作業はエンジンを降ろさずに可能。

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お!全く緩んでない! 良い仕事されているおクルマです。
緩めるのも大変なくらい、全く緩んでいませんでした。



でも‥せっかく開けたので、破断しにくい対策ワッシャ&ねじロックでしっかり締め直します。 

イメージ 2


これで絶対に緩まないと断言できます



4速車にお乗りのみなさまには、機会があれば一度4速増し締めすることを強くお勧めします。




それにしても‥
そのロックナット外に最後のベアリングが嵌まってるんだから、間にカラーを挟むとかして、緩んでもナットが外れないようにしてくれればブローにまでは至らないのに‥。 メーカーさんもそこまでは詰められなかったのですね。

当店車両でその対策を試してみるとしますか‥ いつか