ディマ&ウィンカースイッチ
一月も後半ですが‥みなさま、あけましておめでとうございます(汗)。 今年も頑張りますので、よろしくお願いいたします。
色々忙しくさせてもらっているのですが、㊙案件も色々とあり(勝手に忖度含む‥ )なかなかネタにできません。
そんな中で今回は後期型のヘッドライトのハイ・ロー切換えディマとウィンカーのスイッチのお話です。
分離給油初期の65年前期型から39型まではハンドルポスト右側にディマ専用レバーがあったのですが、40型以降のスバル360は、ウィンカースイッチレバーとディマスイッチレバーが一体化されました。
52型以降になりますとレバー先端がホーンのスイッチになります。
そんな一体式ディマスイッチですが、ボディ一体成型プラスチックの爪がスプリングを抑え込んでいる個所があります。
プラスチックパーツがこの頃から多用され始めたのですね。 それ以前のスバル360は可動個所、ストレスが掛る場所には金属パーツが多かったのですが、これも時代の流れでしょう。
で、そのプラスチックの爪がスプリングに負けて折れますと、レバーを手前に引いた時のパチパチと節度のあるライトの切り替えができなくなり、くたくたと動くだけになります。 仕方がありませんよ‥みんなアラフィフの個体です。
スプリングの爪が折れて修理を考えあぐねた結果、後付けで別スイッチを増設されているおクルマもありますね。
当店ではそのオリジナルを修理致します。鉄の爪を溶接成形で作り上げ埋め込むのです。 もちろん耐久性が高く信頼性が上がりますよ。(詳しい方法は㊙ですが‥ )
スプリングを押す7㎜ほどの小さなコマ部品があるのですが、爪が折れた時に飛んで紛失する場合があります。 当店ではそれもジュラコン削り出しで製作することが可能です。
(矢印の白い部品です。)
お困りの方は是非お問い合わせくださいませ。
なお、不具合の原因探求中に鉄板の蓋(写真の上部の配線下⊕ビスの三角の蓋)を外してしまいますと中にある5ミリくらいの小さなスプリングと鉄球を飛ばしますので、絶対に開けないでください。 その部品紛失の修理は当店でもできません!
あと‥たまにウィンカーレバー内で不具合が出ることがあります。
電球が切れてるわけでもなく、ウィンカーとしては点滅するんだけど、ブレーキランプが片方点かない‥というトラブルです。
これはレバースイッチ内の、正立時ブレーキランプモード ⇔ レバー作動時ウィンカーモードの切り替えがうまくいっていないからです。 レバー正立でもしっかりブレーキモードに切り替われていないので片方(たいていどちらか決まった方)ブレーキランプが点かないのです。
原因は基盤が経年変形しての接点不良ですね。細かいことは伏せますが、修理は可能です。 勘のよい方なら修理できるでしょう。
もちろんそれの修理も当店で承ります。
配線改造は結構大変ですよ。オリジナルをキープする意味合いでも、実行前に一度お問い合わせくださいませ~