キャブ・セル・コック
キャブレータと負圧コック
悩まれていたエンジン始動不良の原因は、真鍮フロートのパンク。
古いフロートはよ~く見ると外周を囲むように縦にクラックが入ります。常温なら空気が漏れることはないくらいのクラックですが、エンジンに熱されたキャブ内ではフロート内から膨張空気が漏れ出し、冷えるときにガソリンを吸い込んでいきます。ガソリンを吸ったフロートは浮力が下がり、油面を上げる‥このようにオーバーフローを引き起こすのですね。
当店㊙追加工をした、例の日産の発砲フロートに交換して完了です。
負圧コックはお持ち込み部品を組み直して終了。これは予防的作業です。これだけ寒い時期に調整をすると、夏場再調整が必要な可能性もあります。
セルモータ
セルモータでエンジンを掛けてキーを放したあと‥「ぐぎゃ~っ!」と鳴くスバルがあります。 これはセルモータ内が汚れていて、キーを放しても飛び出したマグネットスイッチが瞬時に戻れないため電極が離れず、少し回されている音ですね。 それも発生していたのでセルもオーバーホール。
ブラシは交換されてまだだいぶ残っていたので再使用。ついでにマグネットスイッチもばらして接点を磨きます。
静かな良いセルに仕上がりました。
ぽかりさん、お待たせいたしました~。
ご来店をお待ちしております