初チタン
クラシックモトクロッサーの部品製作の依頼を受けました。
初めてのチタン切削加工です。
板材を金切りバサミで切っての溶接加工などは経験がありますが、旋盤加工は初めて。チタンと言っても強度の低い純チタンではなく、64チタンと呼ばれるチタン合金。 アルミ合金みたいなもんですな。
モノとしては複雑な形ではないのですが、硬い‥っというか粘っこい! 切削の感触はステンレス材みたい。
完了したのがこれ。 クラッチレバー付け根のピンです。
コーテングの剥がれたドリルキリはちょっと無理するとすぐに焼けてしまう‥。
ちなみに‥そんな時はドリルをサンダーで研いでます 結構切れるように研げるんです。
うまくいかなかったら何度もやり直しがきくしね。 お試しあれ。
ステンレス材の電食は有名ですが、調べてみるとチタンもアルミや鉄に対して攻撃性があるようです。 あまり重要な個所には使用しないほうがよさそうですね。 一応それをお客さまにも伝えて‥。
やはり鉄亜鉛メッキの部品がバイクや車には優しくてよいのです。