2度手間
どうも。夏にサボっていた朝散歩を再開した「D」です。少し涼しくなるとブヨがすごくて辟易💦
最近ジムカーナ用マシンばかり構っているけど、たまには気分転換でバイクに乗って知多苑海でも見に行きたいなぁ。そのバイクもエンジンを開けたままだったりて。あかん、みんな中途半端だ‥。
今お預かりのスバル360、雰囲気の良い3速車です。
エンジンとデフのオーバーホールを行いました。トランスミッションはお客さまのご使用感想と、ケース蓋を開けての簡易シンクロリング計測で問題なしと判断。今回は作業しないことに。
新品のガスケットでデフカバーを組んでいきます。
ところが、いよいよミッション入出力周りカバーが組み終わるころ、プライマリギヤが取りつく、3速メインドライブシャフトにちょっと気になるガタを発見‥!
ちょっと迷いましたが結局またケースを開けてミッションも全バラ。
丁寧に洗って各部確認と計測、結局不具合があったのはベアリングはメインシャフトの出力側のみでしたが、ついでなので総取り換え。ギヤにバリが出ているところは丁寧に落とし、数値的な観点から2速と3速のシンクロリングを入れ替えて‥
また組み上げました。これなら安心でしょう (^^)
しかしこのところ、エンジンオーバーホール後にミッションも組み直すという2度手間が立て続けに3件出ているなぁ‥。昔は大丈夫なものも多かったけど、やはりそれだけ年月が経過してるんですね。
これからはエンジン・ミッション・デフをワンセットでご提案しないといけないのかもしれませんね。
ある程度部品が手に入るうちに‥。
アルミオイルタンク 販売終了
どうも。CM収入手続きしていないのに、自分のYouTubeチャンネルを観ててCMが流れてもスキップできなくて戸惑う「Ⅾ」です(セコっ)。
え~‥、11年弱に渡って販売、累計300個弱ほど出荷させていただいた、当店の看板商品「スバル360 アルミオイルタンク」ですが、このたび終了させていただくことにいたしました。
資本がない当店で、自前で何とかオイルタンクを作ることができないかと考え、試行錯誤して形になったのが2012年の8月のこと。アルミ部品の加工は全て内製で行い、細かいところにも当店なりのこだわりを詰め込んだ、いわば作品でした。
発売開始してからも、パネル折り加工法変更・レベルゲージパイプ変更・キャップデザイン変更・アルマイト加工処理追加・注ぎ口内径部品新設・デカール変更などと進化を続けてきました。
正直、忙しい時期にバックオーダーが溜まっていくと、製作しなければいけないカウントダウンが始まったような強迫観念(笑)に駆られるようなこともありましたが、収入が少ない苦しい時期には救われた部品でもありました。
タンクが割れて困っているお客さまの少しでも力になれたらという、義務感のようなものもあったと思います。
最近安価な新品のポリ製オイルタンクが入手できるようになって、当店のアルミオイルタンクの役目は終えたと思っています。 少し寂しい気持ちと楽になった気持ち。スバル360の長い歴史の中に少しは爪跡を残せたでしょうか。
キャンセルになったアルミオイルタンクが一つだけ手元に残っていますが、これはもう売らずにとっておこう。
以後当店で取り扱うオイルタンクはファイアースポーツさんのポリ製のオイルタンクとさせていただきます。
どうしてもアルミのがいいと言われるお客さまが万が一おられましたら、ワンオフ部品として承ります。 アルマイト処理なし、各部小変更する可能性があり、価格も変わると思います。ご了承くださいませ。
最初のころに販売したタンクのレベルゲージ(ピンクパイプタイプ)は経年で漏れる恐れがございます。 ご連絡いただけましたら対策パーツと交換手順メモを送付させていただきますのでお声がけくださいませ。
またその他不具合などもありましたらなるべく対応させていただきます。仰ってくださいませ。
高額な部品でしたが、買っていただいたみなさまありがとうございました。 当店製品を装着されましたお客さまのおクルマが末永く健やかでありますように。
1/64 スバル360 26R 開発裏話
どうも。今年はスギ花粉アレルギーが鼻や目よりもアトピーとして手荒れに出てしまい大変な「Ⅾ」です💦
え~、いかがでしょうかみなさま、トイズキャビンさんのガチャガチャ「1/64 スバル360 26R」はフルコンプ戴けましたでしょうか? まだの方はぜひ最寄りのイオンやその他ショッピングモールなどでお求めくださいませ。 場所によっては売り切れも出ているというお話ですよ。 一度売り切れるとそれで販売終了なのがガチャです。
今回はそのスバル360ミニカーの開発裏話?をお届けします。
まず、いろんなSNSなどで「500円は高い!」というお話を聞きますが(笑)、こちらをご覧ください。
左がトイズキャビン製26R、右がト〇カリミテッドヴィンテージの初期モデルなのですが、ト〇カ製は2,500円くらいします。 何ら負けてない仕上がりになっていると思いますがいかがでしょう?
エンジンの再現度などは無着色ながら奥行き感もあり素晴らしいと思うのは私だけでしょうか?(手前みそ)
そもそもなぜ26R型なのか‥ですが、私が決めました。 トイズキャビンさんからは初期以外の型のデラックスグレードでというご希望がありました。 そこで‥みんな大好き9本スリットボンネット・2トーンシート・クラウドブルーやサンドベージュの色味ということで、一番人気(当社比)のモデルを選びました。 なぜ26型ではなく26R?とも聞かれます。ぶっちゃけどっちでもいいですが、販売台数が多く認知度が高い26R型にしました。 その前のデベソタンクモデルになるとややマニア色が強すぎるとの判断です。
「なるべく車軸は短くして左右にカタカタ動かないように。」「ファンダクトの蛇腹は4段で。」「そのエアクリーナは混合モデル用なので吸気口を後ろ向きに変更して。」「シート色は青とエンジ。」「テールレンズはなるべく赤の面積を大きくして。」‥などなどと細かい指示を致しましたがしっかりとご対応いただきました。
特にシートがエンジのモデル、サンドベージュとカスタムレッドはステアリングだけ青色というコスト増仕様になっています。 当初「それは無理です」と仰られましたがちゃんと実現されました。素晴らしい! そんなところも気付いてくれると嬉しいな。
5色展開なのですが、「クラウドブルー・サンドベージュ・アイボリーホワイトはわかるけど、なぜ黄色と赤?」と聞かれます。 これはトイズキャビンさんから「もっとカラフルな色も入れたい」というご希望で、私が決めました。 黄色は昔の「某刑事ドラマ登場車」仕様、赤は「某アニメの登場車」仕様です。 一部の判る人の間では熱狂的に支持されているようですが、それ以外の方には「なんでやねん」と思われているような‥?
‥と完璧なミニカーなのですが、1箇所だけ、私なりの反省ポイントがあります。 車体裏を黒く塗ればよかった~!ですね。 新車当時はシャシブラックやアンダーコートは塗られていませんので車体裏やタイヤハウス内はボディ色です。 それを忠実に守ったつもりだったのですが、いざ出来上がったモデルを観るとそこがリアルではない感じなんですね。 今現存する実車はほぼ全車車体裏は黒ですので、そうすべきでした。 せっかく素晴らしく細部まで再現されている車体裏なんですから‥。
ちなみによく聞かれるのですが、当店にはお金は入ってきてませんし、これからも入りません。 当店設置ガチャは中身も機械も自腹です。 いや、厳密にいうとガチャ機の台紙の写真の撮影費だけいただけました。 26Rにお乗りのお客さまにご協力いただき私がスマホで撮ったんですよ v(^_^) (株)スバルさんには1台いくらの計算で入るそうです。
でも当店の広告も入れていただけましたし、こんな楽しいお仕事はありませんでしたね~。幸せです✨
1/64 スバル360 26R 販売開始!
以前ご紹介した、ガチャガチャに魂を吹き込む会社 トイズキャビンさんの 1/64スバル360 26R が、いよいよ各店頭ガチャ機に登場します!
この台紙が目印!
トイズキャビンさんからスバル360のミニカーを企画しているとご相談をいただいたのが1年前、当店なりの見解で人気のある年式・色味・各部ディテール・塗分けなど細部にわたり何度何度もツッコミを入れさせてもらいました(笑)。
こんなところ一体何人が気付くのだろうか‥といったこだわりある完璧なものに仕上がったと自負しております。
ぜひ見かけた際にはガチャガチャして、穴が開くくらい鑑賞してくださいませ。何卒フルコンプ願います。
当店にもガチャ機設置してありますので、こちらでもお回しいただけます。(特別に30個に1個当たりでキャッシュバック!あり〼)
よろしくお願いしま~す (^_^)/
スバル360の買い方
どうも。カミングアウトしますと、実はスバルの水平対向エンジン車に乗ったことがない「Ⅾ」です。偉そうなこと言ってますが、本当にてんとう虫のことしか知りません‥ (^_^;)
今回はスバル360の買い方をネタにしてみようと思います。
スバルボクサー車の助手席にすら乗ったこともないくせに(笑)。
最近は旧車ブームでスバル360もずいぶん高額になってきましたね。 当店でも販売価格は数年前の1.7倍くらいにはなってきてるでしょうか。
金額に反比例して、旧車購入のそれ以外のハードルはかなり低くなってきてると思います。ネット社会の充実により、維持の難易度・トラブルの対処法・部品の入手法などが本当に簡単に調べられるようになりました。
昔は、雑誌で調べる・オーナーズクラブに入る・カーショップで聞くくらいしかなかったですからね。ハードルが高かったんです。「すぐに壊れるぞ、部品がないぞ、どこも面倒見てくれないぞ、やめとけやめとけ」と周囲からは散々脅されたものです。
そんな現代ですが、スバル360の買い方というのはなかなかわからないのではないでしょうか。 当店なりの見解をお話ししまょう。
まず‥なるべくたくさんのスバルを見に行ってください。 エンジンルームが綺麗とか、室内が大切に乗られていそうとか、ボディの細かいパーツの状態が良いとか、目が肥えてくるとなんとなく雰囲気で善し悪しが判るようになります。
好印象なクルマは大切に扱われていたと思われ、きちんと整備されていた可能性が高いです。 できれば助手席に乗せてもらって走りの感触まで比較できるといいですね。
色やグレードで選ぶのではなく、コンディションで決めるのが一番でしょう。
大切なのは、なるべく昨日まで動いていた車検のあるクルマを選んでください。 そういう個体はある程度のダメ出しは終わっているはずです。
「売れたら整備して、車検を受けてから納車するよ」というのはダメ出しが済んでいないため納車後すぐにトラブる可能性があります。 不動の期間を確認しましょう。 何年も車検が切れているのは好ましくありません。
また青空保管の場合、上面が割れたオイルタンク内に雨や洗車水が溜まっていて、すぐにエンジンが焼付くケースが結構あります。
一番新しい年式でも53歳のスバル360です。 100点を付けられるおクルマはなかなか一般流通しません。 そういう個体はマニアがゆっくりじっくり自分のために仕上げたものだけだと思います。 タイミングが良いとそういうスバルを譲り受けるチャンスがあるかもしれませんが、なかなか難しいでしょう。
80点くらいのものを買って、ご自分で所有中にゆっくり仕上げていくのも良いでしょうね。 大きなトラブルを避けるためにもクルマ選びは慎重になさってください。
衝動買いはNGです。
Q&Aにも書きましたが、基本的にはセカンドカーとして天気の良い日に乗るおクルマ向きだと考えてください。 「新車当時は雨の日も雪の日も走っていたのだから、普段乗りでもいいのでは?」と言われることもありますが、道具・消耗品としてでしたらそれでもいいと思います。が…劣化が早いです。 いまのクルマと違って錆びやすく、雨漏りします。室内が湿気ると電気系統にもよくありません。
「いずれ息子に譲りたい」「永く今の状態をキープしたい」「いつか手放す時には高く売りたい」と考えるのであれば屋根下保管、悪天時は乗らないというのが良いでしょう。
でも、好天時になるべくたくさん乗ってあげてくださいね。 乗らない期間が長いと寝たきりにもなりやすい傾向にある、スバル360はかまってちゃんなのです(笑)。