サビねじの緩め方
今回は小ネタで、サビたプラスねじの外し方。
サビサビのプラスねじって、緩めようとしてもすぐナメて終了しちゃうイメージありますよね。
でも意外としっかり段取り踏んでアタックすると緩むんですよ。
罫書き針や精密ドライバーのようなもので、とにかくとにかく十字溝の中を掃除します。 金属地が出てくるまで。
ラスペネやCRCのような潤滑剤を吹きかけて、溝にフィットしガタつきのないサイズのプラスドライバーを用意します。溝センターに底付きするのはNG。
思い切り押しつけ一気に緩めます。押す力8 : 回す力2 くらいの感じで。
ほら、緩みました。
最初緩んだけどすぐに固くなってしまいそれ以上回らない場合には、潤滑剤を吹いて、いったんまた締め付けます。ねじ山内に潤滑剤を浸み渡らせる感じ。そのあと三歩進んで二歩下がる作戦で緩めるとねじが抜けると思います。
アクセス可能ならばねじの裏からも潤滑剤を吹いておくとよりベターですね。
お試しあれ~
nismo S-tune
仲良しのクルマ屋「アールアール」さんでHZ33の脚を替えてもらいました。
ニスモのS-tuneサスペンションです。 うふふ 中古だけど‥。
硬くなり、ダイレクト感が増したかな? 車高も落ちていい感じ。 峠に行きたい。
嫁momoにばれて怒られませんように‥
デフシム
スバル360のデフから発するコトコト音、気にされている方もきっといるでしょう。 そう、あの車輪の回転に比例して早くなる、エンジンが温まると出てくる、アレです。
デフの構造上どうしようもないスバル360の持病の一つ。ユニバーサルジョイントベアリングとヨークの間に挟まっているシムワッシャの摩耗が原因です。
音が出ていても基本的に不具合はありませんが、まあ‥冷間時から比較的はっきり音がする場合は直したほうがいいでしょうね。ほかの部品の緩みなどにつながる可能性も否めません。
(ほかにコトコト音の原因でドライブシャフトのボルトの緩みもありますから、それも確認して下さい。ワイヤリングに異常がなくても、実は緩んでいるケースがあります。)
デフのオーバーホールのときによく聞かれるのが、「シムワッシャってもう手に入らないでしょ?どうしてる?」ですが‥
実は摩耗しているシムワッシャもひっくり返せば新品の厚みとして使えます!
(勘のいい人なら見た瞬間に判ると思いますので自慢にはなりませんが‥ )
ヨーク側とスパイダー側の接触面がちょうど互い違いになっています。 だからひっくり返せば摩耗のアタリがリセットされるんです。 軽ーくオイルストーンでバリだけ落としましょう。
べベル側も同様です。ただ、こちらは内径に面取りがされているので、同様に砥石リューターで削っておきます。
これでかなり良くなります。
まあ‥ヨーク側も摩耗していることもあるので100%完治はしないかもしれません。
その場合はモノタロウさんのSK焼入れ鋼で寸法指定で作ってもらいましょう(先日知った )。
1.6ミリしか指定できないのでオイルストーンでしこたま擦らないと使えないかもしれませんが‥。
当店のスバル360には自作の焼入れ炭素鋼S45C材で作ったシムを入れてるけど、あんまり乗らないのでテストが終わりませ~ん‥。