D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルスの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

年末モード

 

 

みなさま、メリー・クリスマス!

ぱかっとエアースポット的に仕事が暇になったので、じゃあ‥と思ってオートクラッチスバル360をばらし始めました。

 

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どかっと降ろして‥

 

 

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初めてのクラッチユニットを創意工夫で取り外して‥

 

 

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 うん、ピストン綺麗! 良いエンジン。

 

ここまで分解したら‥めっちゃお仕事が入り始めて、怒涛のラッシュ状態です。 みなさまありがとうございます。

 

このエンジンは開けたまま当分触れなさそう‥正月にやろうかな? (^_^;)

 

 

 

天井張り

 

 

旧車スバル360の悩みのひとつに天井張りの剥がれ、垂れがありますね。薄いスポンジの入ったビニールの天井張りは熱と経年劣化でスポンジがだめになり剥離し垂れてきます。 背が高い方ですと運転中に頭が天井張りと擦れて不快でしょう。

 

生地自体はほぼ同じようなものが内装屋さんで入手可能だったりしますが、貼り替えるにはルーフ脱着が必要になり、経年劣化のルーフゴムやリアウィンドゥを用意しなければいけない場合もあり、かなり大ごとです。

 

そこでこんな方法のご提案。

垂れた天井張りは思い切って破り取ってしまい、残ったスポンジもきれいに除去します。

 

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そしたら、水性のペンキで垂れないよう丁寧に塗ってしまうんです。

こんな具合に!

 

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油性塗料を使うとFRP材を侵す可能性がありますので避けたほうがよいでしょう。

 

いつか屋根を外すときまでの応急処置でも充分ですよね。天井なんてあまり見ないので、少々ゴツゴツしていてもムラになっても気にならないと思います。

頭の上の空間が広くなると結構快適ですよ。

 

ちなみにこの車両は現在販売中のブリティッシュグリーンの「アマガエル号」。

 

 

お困りの方はご参考になさってみては?

 

 

 

空冷2サイクル

 

 

35年不動だったスバル360ですが、バッテリー新品・キャブとオイルポンプオーバーホール・ポイント磨きで、あっさり始動!

 

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空冷2サイクル車のなせる業ですね。 敷地内移動はできるようになりました。 エンジン音も静かでばっちり! ごく低速ではオートクラッチも作動良好です。

水冷4サイクル車ではこうはいかないでしょう。考えただけでもゾッとします。フフフ‥。

 

始動したとはいえ、エンジン・ミッションのオイルシールなどゴム部品はすべてダメでしょうから、エンジン降ろしてのオーバーホール、ブレーキ全バラし、燃料系や電装系も手を入れないといけません。

 

大変な作業が始まるのですが、エンジンが調子よくかかってくれたことにより俄然気分は軽く、モチベーション高く作業ができるというものですね。

 

生きているクルマです。

 

 

日本一有名な

 

 

きっといま日本で一番有名なスバル360をリフトアップする機会に恵まれました。

 

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そう、赤帽サンバー660ccスーパーチャージャーエンジン搭載のももpand@号です。 すごいですよね!いいお仕事されています。 改造もここまで吹っ切っちゃうとすがすがしいですな。

施工したショップさんにはその後同様の改造のお問い合わせが8件ほどあったんだそう(笑)。

 

ちなみに、よくあるK12等のEK33エンジンをK111に乗せ換えた場合でも、車検を通すためには構造変更申請が必要になります。そのような車両の購入を考えている方はご用心。

 

同じ構造変更するなら660ccは面白いですよね!

 

当店はマイペースでEK32世界最速を目指します! とりあえずEK32でスタートダッシュホイールスピンさせたい!

 

 

 

珍車

 

 

現在珍しいスバル360の整備をしています。

 

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エンジンルームからでは判りませんよね‥?

 

なんとこれ、シフトノブを握るとクラッチが切れる、2ペダルのオートクラッチ車。 スバル360シリーズの中で唯一AT限定免許で運転できるモデルなのです!

私も何十台何百台(?)とスバル360を触ってきましたが、オートクラッチ車を触るのは実は初めて。

 

35年不動のワンオーナー車。 復活したら販売車になる‥かも。

 

 

 

折れねじ

 

 

 

スバル360の整備をしていますと、ちょくちょく過去に折られたねじに遭遇します。

 

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これはスタッドボルトが折られてる例。

 

 

ナットを溶接して、レンチで回して‥ 

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 取れました! これはうまくいった例です(笑)。

 

 

うまくいくとほっとしますな。

 

 

 

オイルポンプの破損

 

 

スバル360のオイルポンプのオーバーホールを受けますと、たまに内部破損しているものがあります。

 

 

内部の故障で最も多いのが、プランジャというオイルをくみ出す横回転軸の破損です。

 

オイルポンプの本体は亜鉛系ダイキャストなのですが、これが回転するプランジャを締め付ける形で経年劣化していきます。その経年劣化が進行しますと‥

 

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エンジン動力をプランジャに伝える部分のギアがえぐれてしまうのです!

内部固着よりもエンジンの回転力のほうが強いのですね。恐ろしいことに、これが起きても運転中のドライバーはほぼ感じ取ることができません。 そのままではすぐエンジンブローでしょう。

もちろんプランジャも縦軸のドライビングウォームも修理不可能。

 

(ちなみにこの状態ですと縦軸は指で回りますから、ポンプ単体で良品だと勘違いするケースがあります‥。)

こうなる前にオイルポンプのオーバーホールを実施して、本体内径をホーニングして広げてやる必要性があるんですね。

 

 

 

次に多いのが‥

前オーバーホール作業者による、ヒューマンエラーです。

 

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作業時に正確な位置出しや確認をせずにプランジャガイド(ボルト)を締めこんだ例。 プランジャガイドがプランジャを傷つけています。 これが意外と少なくありません。 当店でも過去に「オイルポンプオーバーホールキット」を販売していたのですが、それを中止した理由の一つでもあります。

 

このままこのプランジャを使用しますとおそらくすぐに新しいプランジャガイドが削られていくでしょう。すぐに吐出量が落ちるのは必至です。

 プランジャを溶接・再切削修理できなくはないのですが、コストがかかる割に信頼性が未知数ですからお勧めはできません。

 

エンジンにポンプを取り付けたままプランジャガイドを抜くことは絶対にしないでくださいね。

 

 

 内部破損していますと部品交換が必要になるのですが、スバル360のオイルポンプには種類が多く存在していまして、互換部品を用意するのもままなりません。

(余談ですが、過去に1度だけ、M8のプランジャガイドを持つポンプを見たこともありました‥切削法、本体座面形状からして正規品! 通常はM6。)

 

こうなってしまっているポンプは基本的にアッセンブリ交換を推奨しています。

 

 

手を入れた覚えがないオイルポンプは一度メンテナンスされたほうがいいでしょう。 転ばぬ先の杖ですよ。