オンタイム キャノンボール
先週末、奥三河の道の駅6か所をチェックポイントとするラリー競技に参加してきました。
その名は ON TIME CANNON BALL! 道の駅もっくる新城が主催するバイクイベントです。 出発およびゴールがもっくる新城。
普段「D」が庭として駆けずりまわっている奥三河を舞台とするイベント、こりゃ出ないわけにはいかんでしょう!
前々日くらいまで降水確率100%だったのが、奇跡の回復! 開催決行されました。
スタンプラリーなんだけど奥三河を楽しむイベントなので、ほかの楽しいイベントにつられていってそのままラリーから離脱してもOKのアナウンスがありました。緩いなあ~
200台くらい集まったのかな? 寸胴コーヒーをいただいて、地元オーケストラのファンファーレに見送られて出発。
参加費2,000円ですが、1,500円分のチェックポイント道の駅共通お買い物券が付いてます。 それで各道の駅でうまいものを食らうのだ!
田舎にお金を落としてもらうといった趣旨なのに、サービスでいろいろ食べ物をいただいちゃったり‥。いい人ばっかりですね。
余裕かましてたら表彰式(集合時間)が近づき焦った。
設定タイムは表彰式で発表されるといった形式なので、戻るまで全く判りませんでした。しかも、1位から5位までは完全にバラバラなタイムを設定され、グループが上位総なめを防ぐといった方式。
だから競技というより、スタンプカードを埋めたらくじに参加できますよ~に近い
で、「D」全く賞典には引っかからず、参加賞をもらって帰るのでした。
でもいろんな人とふれあえ、うまいものにふれあえ、奥三河の壮大な自然にふれあえ、そして改めて道を知らないことを思い知らされ、とても楽しめたイベントだったのでした。
また秋にも行われるそうなので、エントリーしようっと!
プリロード調整
スバル360のブレーキをメンテナンスするうえで、何かとフロントドラムの取り外しを行いますね。 組みつけの際にハブナットの締め付けトルク管理、いわゆるハブベアリングのプリロード調整が必要になるのですが、みなさまどのようにやられているでしょう?
フロントハブベアリングはテーパーローラーですので、ナットの締め付けによってクリアランスを調整しています。 締めすぎるとベアリング焼付きの可能性がありますし、緩すぎるとガタが出て振動によるナット緩みを誘発しかねません‥どちらもとても危険な状況を引き起こす恐れがあります。
サービスマニュアルによるとドラムボルト(半径110mmの位置)にスプリングバランスをひっかけ、630~910grで回転するように調整する‥などとよくわかんないことが書いてあります。
前置きが長くなりましたが、今回はこれを簡単に行う方法をご紹介。
フロントドラムをスピンドルに取り付けて、まず一回レンチで強めにナットを締めつけます。これはガタをとるために必要な作業。 それから緩めて、エアバルブ(半径100mm強)に重りをひっかけます。
630~910grというのはグラム換算すると、およそ40.8~58.9g。 私は手持ちの17mmソケットが52gなのでこれを愛用。プライヤーできゅっと締めてホイールを何度か回転させてグリスを馴染ませてから、プリロード調整に入ります。 ソケットが水平位置からぎりぎり降りるかどうか‥のところを狙って。
プライヤーで締めたくらいがおおよそその辺りになります。 ロックワッシャをしっかり曲げた後でもう一度確認。少々はロックワッシャの中で動きますよ。
納得したらハブキャップを付けておしまい。
どうでしょう? みなさんもぜひ手持ちのラチェットソケットから重さの合う物を探してアタックしてみてください。
ご参考になりましたか?
クラッチが切れない
これはそのクリアランスがないために、本来別回転できるクランクシャフトとミッション入力のプライマリピニオンが圧着してしまい供回りしてしまうのですね。
そのクリアランス調整は隙間が0.15~0.25mm(山海堂マニュアルでは0.1~0.15mm)になるよう、数種あるシムワッシャの厚みから選択使用するようになっています。 まあ‥当店ではクラッチASSY側を旋盤切削して微調整していますが~
今回お預かりしたおクルマもクラッチが切れないトラブルが出ていたのですが、症状が違っていました。 停止時1速へは入ります。 クラッチミートで発進できるけど、2速、3速へ全く入らない時もあればたまにスコンと入ることもある。よってシンクロとかのミッション内部の不良ではない‥。
先のプライマリピニオンの隙間不足、ケーブルが切れている等で作動力が伝わっていない、長期不動車はクラッチ板の張り付き、エンジンマウントの不良でクラッチペダルを踏むとエンジンが引っ張られて結果クラッチの切れが悪い‥なんてこともあり。 あれ、羅列すると結構あるな‥
でもどれでもなさそう。内部で根本的な組み間違いが起こっている‥と踏んで開けてみました。
ちなみに‥クラッチディスクはいわゆる普通のスバル360(以下セダン)とヤングSSやSはボスのオフセットが違い別物です。(判別点・セダンクラッチディスクはリベットが12本、ヤングはリベットが6本 予備部品を探してる人ご注意を!)
ちなみに‥クラッチディスクはいわゆる普通のスバル360(以下セダン)とヤングSSやSはボスのオフセットが違い別物です。(判別点・セダンクラッチディスクはリベットが12本、ヤングはリベットが6本 予備部品を探してる人ご注意を!)
セダンにヤングのクラッチディスクを間違えて組まれるケースはよくあります。 滑ることもあるけど、走行に問題ない場合もあります。 表裏を間違えて組まれていることもあり、それでも走れたりします。(どちらもディスクに無理な力がかかりますので、NGです!)
今回のはセダンにヤングのクラッチディスクが反対にでも組まれてるか?と思って開けてみたら‥異常なし。
やばい‥原因がわからない‥と思っていろいろよ~く見ていたら‥
あ!
クラッチフェーシングが割れてる~!
危うく見落とすところだった~
クラッチディスクを交換したらあっさり完治しました。 そんなことがあるんだね。 フェーシングが割れたらああいう症状が出るのか‥。
いや~勉強になったのでした。