D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルスの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

クラッチが切れない




スバル360クラッチが切れないトラブルの代表といえば、クラッチASSYとプライマリピニオンギアのクリアランス過少でしょうか。


これはそのクリアランスがないために、本来別回転できるクランクシャフトとミッション入力のプライマリピニオンが圧着してしまい供回りしてしまうのですね。

クラッチASSYの中でクラッチ板は断続を正常に行えていても、外回りが一体化してしまっていますので、クラッチが切れないという症状になるのです。

そのクリアランス調整は隙間が0.15~0.25mm(山海堂マニュアルでは0.1~0.15mm)になるよう、数種あるシムワッシャの厚みから選択使用するようになっています。 まあ‥当店ではクラッチASSY側を旋盤切削して微調整していますが~




今回お預かりしたおクルマもクラッチが切れないトラブルが出ていたのですが、症状が違っていました。 停止時1速へは入ります。 クラッチミートで発進できるけど、2速、3速へ全く入らない時もあればたまにスコンと入ることもある。よってシンクロとかのミッション内部の不良ではない‥。

一般的にクラッチが滑る原因というのはいろいろありますが、クラッチが切れない原因というのはあまり多くありません。

先のプライマリピニオンの隙間不足、ケーブルが切れている等で作動力が伝わっていない、長期不動車はクラッチ板の張り付き、エンジンマウントの不良でクラッチペダルを踏むとエンジンが引っ張られて結果クラッチの切れが悪い‥なんてこともあり。 あれ、羅列すると結構あるな‥

でもどれでもなさそう。内部で根本的な組み間違いが起こっている‥と踏んで開けてみました。

ちなみに‥クラッチディスクはいわゆる普通のスバル360(以下セダン)とヤングSSやSはボスのオフセットが違い別物です。(判別点・セダンクラッチディスクはリベットが12本、ヤングはリベットが6本 予備部品を探してる人ご注意を!)

セダンにヤングのクラッチディスクを間違えて組まれるケースはよくあります。 滑ることもあるけど、走行に問題ない場合もあります。 表裏を間違えて組まれていることもあり、それでも走れたりします。(どちらもディスクに無理な力がかかりますので、NGです!)



今回のはセダンにヤングのクラッチディスクが反対にでも組まれてるか?と思って開けてみたら‥異常なし。


やばい‥原因がわからない‥と思っていろいろよ~く見ていたら‥


あ!



イメージ 1


クラッチフェーシングが割れてる~!


危うく見落とすところだった~


クラッチディスクを交換したらあっさり完治しました。 そんなことがあるんだね。 フェーシングが割れたらああいう症状が出るのか‥。

いや~勉強になったのでした。