D-Spls! 「D」さん題あり

ディー・スペシャルズの仕事(&遊び)の記録、宣伝等などオフィシャルお気楽ブログです(笑)。

キャリパーサポート

 

 

どうも。週に2日の休肝日が苦痛な「Ⅾ」です。(でもノンアルビールは飲むんですが (^_^;))

 

 

何年も前から部品を揃えていてずっと着手できなかった、自分のバイクのフロントブレーキを交換しました。

 

ブレンボのクラシック2ポットキャリパー、通称ブレンボラグビーとPMCの320㎜ディスクロータの組み合わせです。(昔はブレンボラグビーってダセーと思っていたのは内緒です💦)

 

その装着に必要ですから、キャリパーサポートを作ることに。

 

型紙を作って形を検討します。

 

 

形が決まったら素材に写して、ねじ切り~アウトラインカット~フライスで高さ調整します。

 

 

キャリパーサポート完成。A2017ジュラルミン製なので強度的には充分でしょう。

ブレンボラグビーは小径用なので大径ディスクに使用するためにそれも少し削って加工。

 

 

装着確認。良さそう。サポートの下側ラインをディスク同心円にしてみました。シングルディスクのままなのはこだわりです。裏から見たときのわびさび感が好きで。

 

走りに行くのが楽しみ (^_^)/

 

走行後問題なければ、またバラして塗装かアルマイトしなきゃ。ジュラルミンは腐食しやすいアルミですからね。

 

 

 

 

大まかな分類

 

 

どうも。実は自分は汗っかきなんだと最近気付いた「Ⅾ」です。

 

 

お客さまとお話ししていると、「後期型は判るけど、中期型のスバル360っていつごろからの車両を指すの?」と聞かれることがあります。

 

これは人によって結構見解が違うかもしれませんが、当店なりの大まかな分類では、初期型~前期型~中期型~後期型(または最終型)としてますね。

今回はそんなお話です。

 

 

初期型(S33~S37年)はいわゆる「でめきん」。ヘッドライトリムがアルミで、非力なエンジン故とことん軽量化目指して設計されているので全体的に質素なタイプ。ブレーキランプが一番小さいです。ちなみにテールランプはナンバー上の赤い四角。

 

 

 

前期型(S37~S39年)はオイルと混ぜて給油する混合ガソリンタイプを指してます。(この辺り認識が分かれるところかもしれません。※顔の写真は中期型)このころになるとエンジン馬力が出せるようになるので豪華路線に向かいます。

顔は9本ヒゲの中期型とほぼ同じ。お尻はでめきんの流れで横スリットのエンジンフードですがブレーキランプが少し大きくなります。

 

 

 

中期型(S39~S43年)は顔は前期とだいたい同じ、ボンネットのヒゲが9本のタイプと11本のタイプがあり。このころ以降の車両の現存数が一番多いです。写真は後の11本タイプ。スバル360と聞くとこの楕円のテールランプを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。(写真にありませんが給油口が飛び出しているデベソの分離給油初期タイプは中期の前期と呼べるかもしれません)

 

 

 

後期型(S43~S45年)というのはボンネットのヒゲスリットがなくなり四角いエンブレムとライトカバー内が黒く塗られた顔と、最も大きなテールランプのモデル。内装も黒基調となりスポーティ度が上がっています。室内防音もしっかり効いていて進化してますな。それまで主流だった3速ミッションから全車4速(除くオートクラッチ車)になったのもこれから。ヤングSとSSもこの型のみとなります。

 

 

ざっくりと外装を中心に説明してみましたがいかがでしたか? 実際はもっとかなりめちゃめちゃいろいろ小変更されていますので、そんなところを細かく突き詰めて調べるのも面白いですね。

 

好きな方はいろんなモデルをコレクションしたくなります。でも、好調なスバル360はどれでも楽しいんですよ。

 

 

ご意見ご質問がある方は掲示板のほうへお願いしま~す (^_^)/

 

 

 

ボディ修理

 

 

どうも。最近ブヨに刺されるのがトラウマになりかかっている「Ⅾ」です。

 

 

バッテリ下~トーションバーブラケット付け根がグサグサに腐ってしまっているスバル360の修理を行いました。

 

旧車全般に言えることですが、バッテリから出る希硫酸ガスがボディを腐食させるんですよね。 あまり乗らないクルマは特に滞留するんですな。

 

 

いや~酷かった‥足周りの固定位置が少し変わってしまっていました。(^_^;)

 

ボディパネルを外すと塗装が割れる恐れがありますので、分解は必要最低限に。

 

 

リフトの高さを細かく調整しながら、アクロバティックな体勢で垂れるスパッタにおののきながら、溶接していきます。

サビサビパネルにパッチを当てるので難易度が高い!

 

 

溶接が終わったらボディ色~過去にされた補修の色~シャシブラックなどを重ねてウェザリング塗装。苦労の跡を消すような自然な仕上がりを目指します。

ま、バッテリを載せてしまいますのでわからなくなりますが。

 

 

これで安心してお乗りになられることができますね。

 

 

 

雑誌紹介 Garage Life

 

 

本日発売のGarage Life 2022年7月号 Vol.92 「SHOP & GARAGE」に当店工場が紹介されました。 6ページに渡る記事です!

 

憧れの Garage Life誌 に掲載してもらえるなんて感激!

 

 

揺るぎないガレージングのバイブル、とても参考になります。

 

みなさま、ぜひご購入の上ご覧くださいませ。

定価2,500円(税込み)ですよ!

 

 

 

クーリングファン

 

 

どうも。齢51歳にしてよりに完璧な箸づかいを目指して日々訓練している「D」です。

 

 

今回は「街中をゆっくり走行中に音がしてエンジンが止まった」というスバル360の修理を受けました。 一度動いたけど再びクランクがロックして回らない。

 

 

当店製のアルミオイルタンクが着いているし、1年前の車検時にオイルポンプのオーバーホールも施したばかりでしたので、オイルが原因のトラブルではないだろうと踏んで確認していたんですが、ぐりぐりとプーリーを動かしていたらファンケースから音が‥。

ボディのサイドスリットからファンを覗くと‥あっ!砕けてる!! 早まってエンジンを開けなくてよかった‥ (^_^;)

 

 

見たことがないような悲惨な状態に‥💦

走行中にファンが割れて中で噛みこんでいたのでした。

よくあるダンパーゴムの剥離が原因ではありません。リジットマウントのボスだったし。

 

 

中古部品をストックから見繕い交換して作業完了です。

走行テストをしてみましたが、クランクの捻じれは大丈夫そう。

 

 

クラックが入っていたと思われる破断面が黒くなっていたのでしばらく前からヒビ割れてたんですな。

 

 

極めてレアケース。こんなこともあるんですね。

 

 

 

SSキャブ用インマニ

 

 

どうも。昔は夏が好きだったのですが、最近はやっぱ冬のがいいと思う歳になってしまった‥「D」です。

 

 

ご依頼でスバル360ヤングSにSSのソレックスツインキャブを装着するためのインテークマニホールドを製作いたしました。

 

 

 

取り付けナットを収めるために溶接ビードを少しだけエンドミルで削ったり、重いキャブを吊るのでポート内も溶接・再切削して強度を上げたりと、地味に手間をかけている自信作です。

 

装着にはシュラウドの加工が必要になる可能性あります。

 

 

お客さま、事故やお怪我のないようお気をつけて、頑張ってヤングSSキャブを装着なさってくださいね!

 

 

 

 

雑誌紹介 ガレージのある家

 

 

本日発売のガレージのある vol.48 に当店が紹介されました。(居宅のログハウスがメインですが‥。)

 

客観的に見るとウチの家って暗いな~ (^_^;)

 

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ご興味がある方はぜひご覧くださいませ。

定価2,500円(税込み)ですよ。