セルモータO/H
ご依頼を受けるスバル360のパーツリペアの中でも、セルモータのオーバーホールは比較的多い作業になります。
バラバラにして洗浄、研磨、部品交換、注油、組立て、作動テストを行います。

ベアリングなどはないので、交換部品といえばパッキン、ワッシャ、カーボンブラシくらい。

盲点なのが、マグネットスイッチの接点磨き。 スタータの要ともいえるこの接点が汚れていると回転不良を起こします。
ここまでやって、初めて安心できるセルモータになるんです。
ちなみに‥バッテリはビンビンでセルモータも完璧なのに、始動がもたついたりマグネット音しかしないときはバッテリのプラス配線端子を確認してください。 結構ボロボロだったり、過去に改造させていて接触不良を起こしていることも少なくありません。 しっかりとした工具でしっかりかしめて、はんだを染み込ませてやれば改善する可能性が高いです。

あ‥あと、エンジンを始動してひねったキーを戻した後、一瞬うなり音が出るおクルマがありますが、あれはセルモータ内部の汚れによりピニオンギヤが瞬時に戻れず接点が繋がったままで回されている音ですね。 内部清掃すれば治りますよ。
ご参考までに~ 
